もともと和室でしたが、約10年前に起きた豪雨による水害で物置部屋としてしか使っていませんでした。
壁面の土壁が剥がれているのは、床上浸水の跡です。
この部屋に来ると当時のことを思い出してしまっていたそうです。
額田郡幸田町:物置部屋から洋間へ全面リフォーム
充実したおうち時間が過ごせるように
水害で物置部屋にしていた和室を洋間へリフォーム
お客様のご要望
以前は使用していた和室が、約10年前の豪雨被害によって30cmもの床上浸水となり、物置部屋になってしまったそうです。
サブ玄関が正面にあり、せっかくならこの部屋を活用したいということで、リフォームのご依頼をいただきました。
また、おうち時間の充実のために和室から洋間へ変更を希望されました。
施工ポイント
床上浸水の影響で、床組みが腐っていましたので、床組みから作り直しました。
入り口横の柱は、磨けばまだまだ使えるので、やすりかけをして綺麗な柱に仕上げました。
収納は、以前の使い勝手を活かしつつ、洋服が掛けられるようハンガーパイプを追加し収納スペースを確保しました。
洋間にするにあたり、工事は最小限に抑えるため、既存の壁は壊さずに下地をつくり、新しい壁をつくりました。
以前は、日の当たるお部屋にも関わらず、隙間風がすごく冷たい印象のお部屋でしたので、入口の扉は光を取り込み、隙間風が防げる建具を選びました。
写真
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施工前(全景)
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施工前(サブ玄関から見た室内)日の当たるお部屋にも関わらず、入口の扉が古く、隙間風がすごく冷たい印象のあるお部屋でした。
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床組工事(解体)床がきしんでいたので、まずは床下をはがし確認しました。
床上浸水していたこともあり、大引や根太がだいぶ腐っていたので、床組からやり直すため、床組を解体しました。 -
床組工事(施工)束石を置き、大引きを設置し床組を行います。
根太レス工法を取り入れ、床組みの上に頑丈な床板24㎜構造用合板を張ります。 -
壁工事新しい洋室の家具の配置を考えた際、左の扉を使う必要がないことに気が付き、塞ぎたいとのことでしたので、壁の上から下地造りを行いました。
天井、壁面クロスを張るための下地造りを行い、石膏ボードを張りました。 -
押し入れ工事左下部分は廊下側からモノを置く収納スペースがありましたので、そのまま残すようにしました。
押し入れは強度を上げ、補修しています。 -
入り口柱(施工前)経年劣化で入り口柱が変色していたので、電動やすりサンダーを使用し、やすりで元の色になるまで削りました。
やすり前からやすり途中までの状態です。 -
入り口柱(施工後)
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収納スペース押し入れの右側にポール付き枕棚の設置等を行い、収納スペースを確保しました。
上着などハンガーにかけて収納ができるので便利ですね。 -
サブ玄関から見た部屋
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完成後①窓の交換、クロス張り、建具の設置、扉、照明・電気工事などを行い完成です。
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完成後➁10年前の豪雨被害 床上浸水の面影もなくなり、約1年ぶりにこちらのお部屋でゆっくり過ごすことが実現しました。
施工概要
- 所在地
- 愛知県額田郡幸田町
- 工期
- 1週間
- リフォーム内容
- 和室(物置として使用)を洋間へリフォーム
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